今日は中條文化振興財団のお茶事体験講座で、口切の茶事に行ってきました。
口切の茶事とは、お茶の行事としてはとても大切な行事。春に摘んだお茶を茶壷に詰め、その茶壷を今月開けて石臼で挽いていただくという、茶人の正月といわれる大切な行事です。
茶壷はふたがない~♪と歌もありますが、揃いの焼き物のふたはありません。木の蓋に和紙で厳重に封をしてあります。それをお客さんの前で開けて、そのお茶を石臼で挽きます。お客さんは懐石料理をいただいて、それから挽いていただいたお茶を飲みます。
簡単に言うとこんなことですが、実際お茶事を開くとなるとおいでいただいたお客さんに楽しんでいただくために、いろんな志向を考え道具をそろえていきます。お茶のお稽古は、お茶事を執り行えるようになるためにいろいろやるわけだと感じます。行うも、お客さんとして伺う方も、よりお互いの気持ちを理解できるように知識が必要です。お勉強、お勉強。
だけど、この体験講座は知識がなくても、いろいろな説明付の初心者向け。。だから、ちょっとしかお稽古していない私も参加できます。
お茶とはなんぞよ、めんどくさいの。って方も、お茶事を体験してみると・・・これって楽しいかもって思うと思います。お稽古を習っている方も、今やっているお稽古は、ここで出てくるんだって分かると思いますよ。
お茶事って、おいしいお料理とお酒、そしておいしいお茶。いつか、自分もお友達を呼んで禾の懐石料理でお茶事ができるようにがんばります。