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株式会社 禾

アレルギーも食事制限も忘れて みんなが一緒に「おいしいね」と笑顔になれるお菓子を目指して。

「禾 nogi」のおこめちゃんブログ

心に身体に優しいお米を食べて、健康に・楽しく・安心して暮らせる社会を。
アレルギーのある方もそうでない方もみんなに美味しい「禾 nogi」のおこめちゃんブログです♪

もうすぐ

去年の年末くらいからかかっている仕事。

うちの塩サブレの外注生産と販売。

もうすぐ、形になります。

既に先行してIKUNASさんとのコラボで、ウエディングの引き出物として商品化しました。
名前は「さく、咲く」
結婚式の引き出物として、これから始まる新しい人生が花開きますように、という想いを込めました。

そして、禾としての商品は、名前を変えて「あられクッキー」と銘をうちました。
パッケージも決まり、もうすぐ皆さんにお見せできると思います。

禾のお菓子を作ってくれるのは、高松市のほのぼのワークハウスさん。
知的障害者小規模通所授産施設です。

あるところで、私はこちらのお菓子を手に取りました。
とても美味しくて、また心のこもったお菓子だと、直感的に何か感じるものがあり、施設に見学の申し入れをしました。
こちらの施設では、職員の方たちではなく、施設の利用者の方たちがほとんど作業をしています。
とても、心を動かされるものがありました。

私の友人で、障害を持つ子供さんを持っている方がいます。
彼女の心配は、親がなくなった後のその子の生活です。
親が80代になった時、その子供さんが年金をもらえるようになるまでタイムラグがあります。その際に、その子が生活できるような給料を現状ではもらうことが出来ていません。
障害者は、働いていても最低賃金法が適用されないそうで、お掃除などでフルタイムで働いていても、月2~3万円くらいの給料の方もいらっしゃるそうです。
普通の会社で働いている場合、周りの方たちもどう対応したらいいのか、どのような仕事ができるのかと、いろいろ問題も実際のところあると思います。
私には、そんな問題をクリアできる能力はないけれど、少なくとも、あのお菓子は健常者が作ったものよりも素晴しいものですから、そんな方たちには世間の給料基準と同じ報酬をお支払いしたいと思いました。
そこで、うちのレシピでクッキー製作をお願いすることにしました。
やはり、商品ができるまでのリードタイムはかかりました。けれども、現在担当製作者の仕上げる商品は、禾でつくるものよりも遥かに素晴しい出来です。
施設の利用者の方々、また施設長及び職員の皆さんの努力に感謝し、この商品をこれから心して販売していきたいと思います。

皆さんが、お買い求めいただいたその代金は、彼らの将来を支える生きた志でもあります。どうか、お見かけになったら、是非手にとってみてください。

また、このお菓子を食べていただいたみなさんが、このお菓子を召し上がった時、心のこもった美味しいお菓子だと感じていただけたら、禾は 幸せです。

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